ソフトバンク、米携帯2社の統合中止申し入れへ 

統合に向けて前向きな検討が行われていたソフトバンクとドイツテレコムでしたが、ソフトバンク取締役会で筆頭株主を維持するべきという強気な姿勢を崩さなかった結果、統合中止という流れになるようです。孫氏の方向性はどちらだったのか...

ソフトバンクグループは30日、傘下で米携帯電話4位のスプリントと同3位のTモバイルUSの経営統合に向けた協議を打ち切る方針を固めた。31日にもTモバイル親会社の独ドイツテレコムに申し入れる見通し。スプリントとTモバイルの統合した後の新会社の筆頭株主となることを互いに主張し続けたため、交渉の最終局面で折り合いがつかなかった。米携帯電話市場を巡るソフトバンクの再編構想は振り出しに戻る。

関係者によると、交渉の中でドイツテレコム側は新会社の筆頭株主になることにこだわったという。ソフトバンク内では当初、筆頭株主ではなくても一定の影響力を維持できるという意見もあったが、27日の取締役会で筆頭株主を維持する方向性を確認。スプリントとTモバイルの統合交渉の中止を決めた。

(出展:日本経済新聞)

米司法と揉めるかも?といった報道が成されていましたが、強欲?経営判断?からかソフトバンクが筆頭株主になるべきだという内なる意見が強まってしまい、ドイツテレコムと衝突。結果、統合破談という流れになってきているようです。

本日のSprint株は...

直近の数ヶ月の株価の中で、最安値を記録しました。(6.34ドル、前日比-9.3%)米市場は”統合”を期待していたんですよ。筆頭株主の方が良いに決まっているのですが、Sprint社及びソフトバンクグループは、統合中止の後のシナリオを描けているのでしょうか。2Qで短期黒字化を達成したSprint社でしたが、3Qで再度大幅赤字を計上しています。会社単一では利益を出せるサイクルに至っていないことが露呈した訳です。

その中で、統合中止ニュースが出てはこんな株価にもなりますよね。

ソフトバンクは2013年にスプリントを買収して米携帯電話市場に参入した。14年にはTモバイルの買収を試みたことがあるが、オバマ政権下の規制当局の反対で頓挫した。今回の統合交渉の打ち切りで、再びスプリントは単独で再建を進めることになる。

 ソフトバンクは新興のネット企業などに積極的に投資。スプリントのインフラと組み合わせ、競合他社と差別化を図る。

なんとも力の無い末記事ですこと。差別化する要素を失ったからこそ、経営統合の道を選んだというのにまたもやお先まっくら状態です。

とはいえ、ソフトバンクグループは Sprintを買収以来、同社の時価総額を上げてきた実績があります。そこを無視はできませんね。Sprintを生かすも殺すもソフトバンクグループ次第です。

情報ソース: 日本経済新聞

 

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関連ニュースです。

10月中旬には、ソフトバンクとドイツテレコム社の経営統合合意のニュースが流れていました。

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ソフトバンク社は米SLACKに投資中です。SLACK社はAmazonからも1兆円での買収話が出ています。

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個人的にはアトラシアン(TEAM)のStrideが Slackを超える製品になると思っています。

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